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ユニークビジョンは、ソーシャルメディアを通じて企業のブランド体験を創出するテクノロジーカンパニーです。自社開発のSNSマーケティングツール「Belugaシリーズ」は、年間800件以上の施策を実施しています。
プロダクト開発ではVue.jsを積極的に導入しており、Vue.js製のコンポーネントライブラリを社内OSSとして開発・改善する文化が根付いています。また、2022年から毎月開催しているエンジニア勉強会「UV Study」では、Vue.jsを頻繁にテーマとして取り上げています。
ツール・文化・場づくりの三位一体で、Vue.jsの発展を後押ししていきます。
メイツトラック
11:05 - 11:15
Storybook 駆動開発で実現する持続可能な Vue コンポーネント設計
Vue.js での開発において「再利用可能で保守しやすいコンポーネント設計」は重要な課題です。しかし実際のチーム開発では、コンポーネントのインターフェースが後から決まることで設計が複雑化したり、テストが後回しになって品質にばらつきが生じるといった問題に直面することがあります。
私たちのチームでは、Storybook 駆動開発という手法を 1 年間実践し、これらの課題を解決してきました。従来の「実装 → テスト」ではなく、「インターフェース定義・Story 作成 → 実装 → 自動テスト」という流れに変えることで、手戻りの削減と高いテストカバレッジを実現しています。
この手法の核心は、実装前に Vue コンポーネントのインターフェースを明確に定義し、Story として表現することです。Storybook の制約が良い設計を促し、自動テスト作成が自然に習慣化されます。コンポーネント数が増えても、品質のばらつきがなく、新しいメンバーでも一定の品質を保てています。
なぜこの手法が効果的なのか、どのような工夫でチーム全体に浸透させたのか、1 年間の実践で得た知見とベストプラクティスをお話しします。
ユニークビジョン株式会社
エンジニア
矢光 隆太郎

