マシンスペックを最大限引き出すにあたって、マルチスレッドを活用することは欠かせません。特にバンドラーなどのツールは、処理するファイル数に応じて処理量が増え、シングルスレッドで行うと時間がかかってしまいます。しかしながら、シングルスレッド指向である JavaScript において、マルチスレッドを活用するにはいくつもの難所が存在します。本セッションでは、Vite を具体例として利用しながら、既存のコードを流用しつつ少ない工数でマルチスレッドを活用するコードに変えるにはどうするかについてお話します。また、マルチスレッドを活用しやすい JavaScript の理想的な設計について考えます。