SESSION

20min

“何もない” を作る、コンポーネント指向な余白設計

Vue.js がそうであるように、限定されたスコープの CSS を使って UI コンポーネントを設計することが世の中の当たり前になってきました。それを用いて UI コンポーネントを実装する時に必ず突き当たる難題のひとつが「余白」です。本セッションでは、UI コンポーネントの開発時に検討すべき余白設計についてお話しします。

余白は、目に見えないがために境界が曖昧ですから、「この UI はどんなコンポーネントに分割すべきだろうか?」という目に見える問題に比べて見落とされがちです。しかし実際に開発を行うとなると、「この余白をどのコンポーネントに実装すべきか?」、「取ることのできる選択肢は何で、それぞれにどんな影響があるのか?」と悩むことになります。

そしてひとたび方針を間違えれば、手を入れるたびに複雑化していく UI コンポーネントができ上がってしまいます。にもかかわらず余白設計の問題について語られる機会はそう多くはありません。

実際に開発と運用を行って得られた「何もない」を作るための余白設計の知見を共有します。

株式会社マーク・オン

黒川 智

株式会社マーク・オンの創業メンバーであり開発者です。SIer で技術者としての基礎を、Web 系企業でビジネスとプロダクトの関係性を学びました。そして今はスタートアップで、顧客に思いを馳せながらコードを書いています。

所属する株式会社マーク・オンは、チームの開発速度を高く保つために Vue.js を採用しました。Vue.js は現在その期待に完全に応えてくれています。

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